羽田空港にて(2006/11/24)慌しく出かけ、慌しく帰って来た。
実家から遠く離れている、というのは大変なことだ、と言葉ではわかっているつもりだったが、本当に大変だとつくづく思った。
北海道の父(母と、妹一家と同居)は、約10年前にがんの手術をしてから、がんの再発はないものの、内臓のトラブルで何度か入院している。
今回は、急激に容態が悪化して、ICUに入ったという連絡があり、慌てて飛んで行った。
私が病室に到着した時は、直前に、付き添いの母と妹に、主治医から「今のうちに会わせたい人を全部呼んだほうがいい」「回復の見込みはない」という話があったということで、親戚が次々集まって来て、血圧や呼吸等の状態を表す計器の数字も乱れていて、重苦しい雰囲気に包まれていた。
その日は、いつ何が起きるかわからないというので、夜も、家族で交代して仮眠したりしながら付き添いをした。
その翌日も、血液(感染症があるというので、特に血小板)の数値がとても悪く、ICUなのでできる限りのことをやってもらっているのだが、家族の会話も暗いことばかりだった。
私が北海道に行く前日まで、父は意識もあったのだが、肺の状態が悪く、高熱も続いていたため、眠り(鎮静剤?)の薬で強制的に眠っており、回復しなければ、苦しませないよう、このまま最後を迎えてもらう、という話だった。
そんなことで、頭はしっかりしており、心臓も自力で動いているのだが、その他は全部よくないらしく、カルテを見たら、多臓器不全と書かれていた。
付き添いといっても、何も仕事はないのでただ付いているだけなのである。
元々完全看護の病院なのだが、他の場所(外科など)では人手が足りないということで目の離せない患者としてICUに入った。
看護師さんはみんな感じのよい人で、よくしてくれている。
数時間毎にベッドの上の体の向きを変えてくれて、タンを取ってくれて、透析やいろんな薬剤の補充、採血に検温、意識のない父に毎回「ちょっと痛いけど我慢してくださいね」とやさしい言葉かけも。。
体を拭いたり、口の中のそうじ、シャンプー、ひげそりなども。
翌日、看護師さんから、家が病院の近くなので、夜は家に帰って休んだほうがよいのではという話があった。
何かあっても電話連絡すれば間に合う、ということで。
それからも数日、同じような状態だったのだが、その後、あれよあれよという間に、肺の影も血液の数値も改善したという話があり、顔のむくみも取れて、いつものしわだらけな顔に戻って・・・・
昨日は、人工呼吸の管を外そうかという話もあったのだが、慌てないほうがよいということで延期になった。
でも人工呼吸の管を外す前準備として、一時的に鎮静剤を減らしていた間、意識を取り戻し、母が「もう大丈夫」と話しかけた時ににっこり笑い顔になり、私が話しかけた時に、はっきりと私だとわかったようで、表情がぱっと変わり、口をぱくぱく動かして何か話していて、管があるので聞こえなかったのだけど、私がうんうんと頷いたら父もうんうんと頷いた。
妹と妹の娘も話しかけ、妹の娘などはじいちゃん子なので涙ぐんでいた。
ドラマや小説に書いても、一旦回復はないと言われてドン底な感じだったのに、その後キセキの回復だなんてウソくさいと思う。
でもあるのだねえ。こういうことも。
でも、もう一度同じようなことになったら、年も年だし、難しいかも知れない。
回復し始めたら帰るつもりだったので、航空券の復路はオープンで取っていたけど、予約を取って、すぐに帰ってきた。
人工呼吸器の管が取れなかったので話ができなかったけど、直ったら、話好きな父なので、たぶん長電話で話せると思うから、まあいいや。
旭川空港にて(2006/11/30)久しぶりに飛行機に乗ったのだけど、やっぱり気持ちのいいものではない。
ジェットコースターなどが好きな人は平気なのかな。
行きは、祭日と土日に挟まれた日だったので、飛行機も結構混んでいたのだが、帰りは、小さい飛行機だったのにとても空いていた。
北海道の寒さはやっぱり一ランク上らしく、何度も雪が降る。
滑走路の雪が融けているのは、ロードヒーティングかも。
飛行機も久しぶりだが、「エアー・ドゥ」を利用したのははじめて。
計画的な旅行だとバーゲンチケット等を利用できるが、今回はそれがなかったので、当たり前だけど正規運賃になった。
A○Aとのコードシェア便なのだが、エアードゥからの申し込みだと○千円も安くなるのだ。往復だとばかにならない金額だ。
行きも帰りも、北海道(十勝)のたまねぎスープなど飲んだ。
一ヶ月以上前に予約すると、かなり安いバーゲンチケットがあるらしいので、利用したい気もするが、緊急事態以外は、フェリーで犬連れ・・になりそうだと思うので、利用する可能性があるのは、私じゃなくて息子たちかも。
父は、今もICUにいて、安心できる状態ではないのだけど、母と妹たちに託してきた、ということ。
回復してきたとしても、入院はこれからが長いかも知れない。
帰る時、携帯が使えなくなって、夫と連絡がつかず、大変だった。
何やっても直らないので修理に出そうかと思いながら、電源落として入れなおしたら直ったのだけど、こんなことってよくあるんだろうか。S○ftbankってだめかも・・・?
Torとビターは普通に元気。
父の容態次第だけど、下の子が北海道に行きたい、などと言う。
冬休み・・はきついかなあ。
春休み・・ならいいかなあ。
みんなが元気・健康で、というのがとても贅沢なことに思えるのである。。
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